押し売り営業の防ぎ方

押し売り営業の防ぎ方

▼防水工事・外壁塗装の訪問販売の現状

防水工事・外壁塗装にも悪質な訪問販売業者が存在することをご存知でしょうか?
一昔前までは、訪問販売と言えば布団や健康器具などが多かったと思います。
しかし、国民生活センターの寄せられる訪問販売に関する相談のうち、
実に約10%(6593件:2016年合計)が工事系※の相談なのです。

※分類「リフォーム工事」
「リフォーム工事」の内訳:「屋根工事」「壁工事」「増改築工事」「塗装工事」「内装工事」

訪問販売業者は「外壁・屋根が劣化している」「外壁にひび割れや雨だれがある」などの理由で
「早めに塗り替えをお薦めします」と言ってきます。

そして「今工事しないと手遅れになる」などと不安を煽ったり、
「今なら特別料金」と契約を急がせるパターンが多いようです。

一度応対してしまうと、訪問販売業者はあの手この手で契約にこぎつけようとします。
被害に遭わないために、訪問販売の営業を防ぐ方法をご紹介します。

▼訪問販売を防ぐ方法

  • ①「営業ですか?」と聞いてみる
  • ②居留守を使う
  • ②外国語で対応する
①「営業ですか?」と聞いてみる

たったこの一言が効果的です。
訪問販売に来た人は「営業です」と答えるので、
「営業でしたら結構です」と言えば、相手はそれ以上、勧誘できません。

仮に「営業ではありません。無料点検ですよ。」などと言われても、
見ず知らずの業者が無料点検だけをして帰ることはほぼありません。

「無料点検」の後に、点検結果を提示し工事を勧める可能性が高いです。
「点検等は施工業者にお願いしているので結構です」などと断りましょう。

理由)訪問販売は営業ですが「営業でない」と答えると、
特定商取引法の「不実告知」にあたるため。また、無理な勧誘も禁止しています。

特定商取引法:概要の抜粋
○行政規制
不当な勧誘行為の禁止
特定商取引法は、価格・支払い条件等についての不実告知(虚偽の説明)又は
故意に告知しないことを禁止したり、消費者を威迫して困惑させたりする勧誘行為を禁止しています。

夫:水男
遠慮して聞けないことが多いけど、はっきりと聞くことが大切だね。
②居留守を使う

訪問販売に来る人は、たいていスーツか作業着です。
ドアの覗き窓や、モニター付きインターホンから見て、訪問販売っぽいと思ったら居留守を使うのも効果的です。

家の明かりがついているのに、居留守を使いづらい人もいるかもしれませんが、
訪問販売に気を遣う必要はありません。

理由)仮に居留守と知るところになっても、ノルマがあるため無駄に待たれたりはしません。

妻:雨子
これなら私にもできそうね!

②外国語で対応する

訪問販売に来た人が、外国語に堪能でない限り効果的です。
外国語では説明できず、慌てふためき、退散することすらあるでしょう。
難易度が高いと思うかもしれませんが、フレーズを用意してインターホンのそばに貼っておくとよいでしょう。

<フレーズ例>
✓How are you?
✓Are you salesperson?

夫:水男
外国語がしゃべれるならこれも有効だね。

▼断り方のNG例

「今忙しくて手が離せない」「家主が留守です」「考えておきます」などと
応対する方もいらっしゃると思います。気を遣ってやんわり断ったつもりでも、
また後日来てしまう可能性が高いです。

理由)「今忙しくて手が離せない」のなら、「今度は日を変えて行ってみよう」
「家主が留守」のなら、「家主が在宅していそうな土日に行ってみよう」
「考えておきます」のなら、「日を置いて、考えた結果を聞きに行こう」
と思わせてしまいます。

▼もし訪問販売で見積もりを取ったり、契約してしまったら・・?

  • ①相談窓口に電話する
  • ②クーリング・オフをする
①相談窓口に電話する

主な相談窓口には
・最寄りの消費生活センター(国民生活センターの拠点)
・消費生活相談窓口(ほとんどの市区町村で設置)
・消費者ホットライン 電話番号[局番なし]188番「いやや!」(消費者庁で設置)
があります。
特に、電話番号を調べる時間がない、とにかく速やかに相談したい等の場合は
188番(いやや!)がオススメです。
②クーリング・オフをする

特定商取引法において、
訪問販売におけるクーリング・オフができる期間は「8日間」と定められています。
クーリング・オフ期間は、申込書面または契約書面のいずれか早いほうを受け取った日から計算します。
また「8日間」を過ぎていても、書面の記載内容に不備があるときは、クーリング・オフできる場合があります。
過ぎてしまった場合は、消費生活センター等に相談しましょう。

<クーリングオフの方法>(国民生活センターHPより引用)
(1) クーリング・オフの通知はがきを作成する ※必ず書面で行う
※はがきの両面をコピーする
※はがきの記載例

(2) クーリング・オフができる期間内に通知する
※クレジット契約をしている場合は、販売会社と信販会社に同時に通知します。
※「特定記録郵便」または「簡易書留」で送付する
(3) 「はがきの両面をコピー」・「特定記録郵便」または「簡易書留」の記録を保管する
(4) 支払った代金が返金されない場合は、所定のセンター等へ相談する

<クーリング・オフが適用されない場合>
次のような場合は、クーリング・オフが適用されませんので、注意が必要です。
✓「クーリング・オフ対象外」と書かれた契約書を締結した場合
✓自分から業者を呼んだり、営業所等に赴いて契約した場合
✓過去1年間に取引実績がある同じ業者と契約を結んだ場合
✓契約金額が3.000円未満の現金取引の場合
✓日本以外で契約を締結した場合
✓法人間の契約(特定商取引法の対象は個人であり、法人は対象外です)
※「口頭説明を録音された」「工事に不備がない」場合も
適用されない可能性があります。

▼まとめ

防水博士
訪問販売は、未然に防ぐことが可能です。
また、間違って契約等してしまっても、解決策はあります。
慌てず、諦めずに、所定のセンター等へ相談し、解決へ導きましょう